更新日: 2025/03/26
近年、働き方の多様化やキャリアに対する価値観の変化に伴い、キャリアコンサルタントのニーズが拡大しています。
しかし、「一時的なニーズ増なのでは?」「今後数十年という長い将来性があるのだろうか?」と不安になってしまう方もいるでしょう。
将来性の高い資格やスキルを重視したいときは、キャリアコンサルタントの未来像も気になるかもしれません。
今回は、キャリアコンサルタントの将来性について解説します。需要が増えている理由や求められる役割にも触れるので、数十年をイメージしながらご参考ください。
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キャリアコンサルタントの講座を資料請求(無料)結論からお伝えすると、キャリアコンサルタントの将来性は非常に高いと言えます。
キャリアコンサルタントの平均年収は日本全体における平均年収を超えており、安定した待遇が期待できます。
知識・経験・スキルに応じて少しずつキャリアアップすることも可能で、結婚・出産・マイホームやマイカーの購入などライフイベントの計画が立てやすいのもポイントとなりました。
安定した働き方ができ、待遇も良いからこそ、将来性が高いと言われるようになっているのです。
実際に、高年収なキャリアコンサルタントとして活躍している人も多いです。キャリアコンサルタントは独立・開業にも役立つ資格なので、 自分のライフプランやキャリアイメージに合う働き方も選択できます。
働き方改革やAI・テクノロジーの進化によって、職場環境や業務内容が急速に変わりつつある今だからこそ、 身の回りに「キャリアコンサルタントに相談したことがある」という経験がある方も増えているのではないでしょうか。
ライフプランに合わせたサポートをしてくれるキャリアコンサルタントは既に頼もしい存在として確立しつつあり、今後の更なるニーズ増も期待されています。
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キャリアコンサルタントの講座を資料請求(無料)ここでは、キャリアコンサルタントに関する現状を解説します。直近の傾向や時代背景についても触れるので、ご参考ください。
キャリアコンサルタントとして登録している人の人数は、2023年度末の段階で7万9,063人です。
2016年度末から右肩上がりで増え続けており、キャリアコンサルタントは年々多くなっていることがわかりました。
企業が人材のキャリア支援を重視するようになり、個人が自分のキャリアに対するサポートを求めるニーズが高まっていることの裏付けとも言えます。
一方、厚生労働省は2025年度末までにキャリアコンサルタントを10万人に増やす目標を掲げているものの、このままではクリアが難しそうな現状があるのも事実です。
あと1年で3万人のキャリアコンサルタントが増える見込みもなく、今後は今いるキャリアコンサルタントに仕事が集中することになるかもしれません。
厚生労働省も「キャリアコンサルタントになりたい方へ」
として情報を公開するなど、積極的な情報発信・教育を意識しています。
キャリアコンサルタントの平均年収は、以下の通りです。
年収 | 割合 |
---|---|
未回答 | 2.1% |
200万円未満 | 13.6% |
200〜400万円未満 | 33.2% |
400〜600万円未満 | 21.5% |
600〜800万円未満 | 14.1% |
800〜1,000万円未満 | 7.5% |
1,000〜1,200万円未満 | 4.6% |
1,200〜1,400万円未満 | 1.7% |
1,400〜1,600万円未満 | 0.8% |
1,600〜1,800万円未満 | 0.2% |
1,800〜2,000万円未満 | 0.2% |
2,000万円以上 | 0.4% |
参考:労働政策研究報告書No.200 「キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」
独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると、キャリアコンサルタントの年収の中央値は「400〜500万円未満」であることがわかりました。
なかには1,000万円や2,000万円という高年収を得ているキャリアコンサルタントがいて、夢のある職業であると言えます。
日本全体の平均年収が460万円であることと比較すると、決して低い値ではありません。
努力次第ではどこまでも上を目指せるのがキャリアコンサルタントの特徴で、手に職つけて働きたい人にこそおすすめです。
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キャリアコンサルタントの講座を資料請求(無料)キャリアコンサルタントの主な就業先は、以下の通りです。
参考:資料4 キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタントの現状
「企業」には、転職エージェントやキャリアコーチングなどキャリア関連サービスの他、人事コンサルティング会社や一般企業の人事部門など多彩な就業先が含まれています。
「需給調整機関」の場合はハローワークや派遣会社が、「学校・教育機関」の場合は大学のキャリアセンターなどが主な就業先となります。
その他、地域密着型の組織等で就労しているキャリアコンサルタントもいて、選択肢は多彩と言えるでしょう。
「その他」にはフリーランスキャリアコンサルタントなどが含まれていて、自由な働き方も可能です。
キャリアコンサルタントの主な雇用形態は、以下の通りです。
参考:資料4 キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタントの現状
正社員(正規雇用)・パートや派遣社員を含む非正規雇用で全体の7割近くを占めています。
その他、公務員として働くキャリアコンサルタントや、フリーランスとして働くキャリアコンサルタントの存在も認知されるようになりました。
将来的にフリーランスや会社経営を目指している方でも、まずは企業等で経験を積むとよいでしょう。
キャリアコンサルタントとしての知識だけでなく、コミュニケーションスキルや調整力を身につけることができ、将来的な独立に向けた準備も叶います。
ここでは、キャリアコンサルタントの将来性が高いと言われている理由・背景を解説します。
なぜ多くの人が勉強時間を割いてまでキャリアコンサルタントを目指すのか、理由を探ってみましょう。
近年、働く人々のキャリア意識が変化したことにより、
「キャリアコンサルタントに相談したい」「キャリアの方向性に迷ってしまったのでプロと話したい」などのニーズが拡大するようになりました。
具体的な例として、終身雇用の崩壊や雇用の流動化などが挙げられます。
今までの日本では終身雇用制度が一般的であり、ひとつの企業に定年まで長く勤めることが当たり前でした。
しかし近年では終身雇用制度が崩壊し、より良い待遇を求めて転職したり、副業やフリーランス独立などを経て独自のキャリアを構築する人が増えています。
転職を前提に新卒就活をする人や、ヘッドハンティングにより引き抜きに応える人など、選択肢も増えました。
近年はワークライフバランス向上や働き方改革が声高に叫ばれるようになり、働き方の多様化が進んでいます。
テレワーク、フレックスタイム制、副業・兼業など、従来の働き方に捉われない多様な働き方も耳にするようになりました。
これにより個々人のライフスタイルや価値観に合わせたキャリア選択ができるようになり、キャリアパスの複雑化につながっています。
最適なタイミングで最適な働き方を選択するためには、キャリアコンサルタントによるカウンセリングが欠かせません。
また、妊娠・出産・子育て・介護などのライフイベントや、家族の転勤・子どもの受験などに備えてキャリアを変える人も増えているので、キャリアを企業に依存したくないという人も増えているのです。
少子高齢化による労働人口の減少に伴い、近年は多様な人材活用が進んでいます。
女性の社会進出が進んで女性役員が増えてきたり、定年退職後の人を嘱託採用したり、ひと昔前では珍しいと言われていた人材活用も見られるようになりました。
その他、外国人採用・障害者雇用なども積極的に実施され、多様な人材が活躍できる環境づくりが求められています。
そのため、キャリアコンサルタントに求められるスキルも高度化しており、資格を持つ専門職に寄せられる期待も増えています。
「65歳以降も働けるスキルがほしい」「外国から来て確実に貢献できる会社が知りたい」などのニーズに応える必要もあり、
多様な人材が活躍できる環境づくりに関するアドバイスや研修が必要です。
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キャリアコンサルタントの講座を資料請求(無料)近年は驚くようなテクノロジーの進化が見られるようになり、将来への期待と同時に不安感も広がっています。
「自身の仕事がAIに代替されるのではないか」「現在持っているスキルがすぐに陳腐化してしまうのではないか」など、
不安を抱えている人も多いでしょう。新しい技術や知識を常に学び続ける必要性に迫られ、プレッシャーを感じる人もいるかもしれません。
つまり、数十年後の自分がどんなスキルでどう働いているか見通しが立たず、ぼんやりとした不安に追われる人が増えているのです。
キャリアコンサルタントは、テクノロジーの進化を踏まえながら将来を見据えたキャリアプランを作成できる存在であり、頼れる存在として注目を集め始めています。
少子高齢化による労働人口の減少は、就職・転職における「売り手市場」化にもつながっています。
売り手市場とは、労働市場において求職者よりも求人の方が多い状態を指す言葉です。
企業は人材を確保することが難しくなる一方で、求職者は自分の希望に合った仕事を選びやすくなるのが特徴です。
結果、企業は給与・賞与・福利厚生など魅力的な待遇で人を多く集めようとする他、
テレワークやフレックスなどフレキシブルな働き方で子育てや介護との両立を図りやすくするよう工夫を始めています。
求職者にとっては魅力的な時代ですが、その分「今以上の待遇を求めて転職したい」などのニーズも増えるようになりました。
結果、企業は人材確保のために、求職者は理想的な就業環境にするためのキャリアコンサルタントを頼ることとなります。
売り手市場における人材のマッチングやキャリア形成を支援するためにも、専門職の力が求められています。
人的資本経営とは、従業員を「資本」と捉え、人材価値を最大限に引き出すことで企業の持続的な成長を目指す経営手法です。
従来の「人材管理」とは異なり、従業員の能力開発やエンゲージメント向上を重視していきます。
近年は持続可能な企業経営に対するニーズが増加し、人を適切に管理・評価する企業は投資家や金融機関からの注目を集めやすくなっています。
結果、運営資金や投資資金を確保できるなど、企業は多くのメリットを得られるようになりました。
戦略的に人的資本経営をする企業が増えたことで、企業内部からの人材戦略も重要視されるようになりつつあります。
キャリアコンサルティングを常駐させる企業が現れるなど、フレキシブルな活用が進んでいます。
政府がキャリア形成支援策を打ち出していることも、キャリアコンサルタントのニーズ増に影響しています。
近年、厚生労働省や経済産業省などの政府機関は、労働者の能力開発やキャリア形成を支援することで、労働力の確保と経済の活性化を目指しています。
労働者のスキルアップ・リスキリングを支援するなど、これまでにない新たな取り組みも始まりました。
実際に、スキルアップを目指す人を対象とした教育訓練給付金など、金銭面でのサポートも拡大しています。
その他、「雇用・労働グッドキャリア企業アワード」を始め、他の模範となる企業を表彰する動きも見られます。
キャリアコンサルタントに頼られるシーンも、今後さらに増えていくでしょう。
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キャリアコンサルタントの講座を資料請求(無料)ここでは、今後のキャリアコンサルタントに求められる役割を解説します。
仕事内容の紹介というよりは、今後さらにニーズが拡大していくであろう役員にフォーカスを当てていくのでご参考ください。
今後のキャリアコンサルタントには、従来の支援だけでなく、働き方改革に対応したキャリア支援が求められます。
単なる転職のサポートの枠組みを超え、個々のライフスタイル・価値観・柔軟な働き方を重視した支援をすることが望まれるでしょう。
例えば、ITスキルの向上を支援したり、リモートワークに必要なコミュニケーションスキルを強化する方法を提案しながら、 その時々に合ったキャリアをつかんでいけるよう支援する必要があるのです。
また、近年のキャリアパスは従来の「縦の昇進・昇格」だけでなく、「横の副業・セカンドキャリア」にも拡大しています。
どんな会社でも生き残っていけるスキルの習得やプロジェクト型のキャリアにも対応できる柔軟性について支援できれば、相談者の満足度も上がるでしょう。
急速な技術発達やグローバル化が進んでいる昨今、先行きの見通しが立たないからこそ、長期的なキャリアプランを持っておきたいと考える人が増えています。
>キャリアの成長、スキルアップ、ライフステージの変化などを見据えた長期的な支援が得られれば、安心して目の前の仕事に取り組めるでしょう。
個々のキャリアビジョンや目標を明確にして、具体的な職務内容・習得すべきスキル・希望する業界、
さらにはワークライフバランスや成長の機会まで提案できるキャリアコンサルタントこそニーズが拡大していきます。
また、定期的なキャリアレビューを希望する人も増えました。
進捗をチェックし、スキルアップのためのアクションを確実に歩んでいくためにも、長期的に伴走できるキャリアコンサルタントの存在が重視されているのです。
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キャリアコンサルタントの講座を資料請求(無料)多様性やインクルージョンへの対応ができるキャリアコンサルタントでないと、キャリアコンサルタント自身が時代に置いて行かれてしまうので注意しましょう。
働き方改革が進む昨今、多様なバックグラウンドや価値観を持つ人々が活躍できる環境を支援することが大切です。
性別・年齢・国籍・障害の有無・価値観にとらわれない支援ができるプロフェッショナルなキャリアコンサルタントは、働く場所を問わず活躍できます。
また、フレキシブルな勤務形態や育児休暇の支援が充実している企業や、LGBTQ+に対して包括的な支援を行っている企業など、 多様性に配慮した職場環境を重視する企業を探し出すスキルも必要です。
グローバル企業など独自の企業風土を持つ会社への理解なども必要で、言語力だけに縛られない対応力があるとよいでしょう。
リスキリングとは、時代に合った新たなスキルを習得する取り組みです。
直近では、プログラミング、データサイエンス、マーケティング、ロボティクス、クラウドコンピューティングなど発展が目覚ましい分野におけるリスキリングニーズが拡大しています。
キャリアコンサルタントは、クライアントである顧客が時代の変化に適応し、持続可能なキャリアを築くためにリスキリングを支援する必要があります。
時には教育訓練給付金などの制度を紹介したり、役立つ通信講座や資格予備校を紹介したりすることもあるでしょう。
学習プランを作成してモニタリングするなど、専門的なサポートも期待されます。
また、キャリアコンサルタントはリスキリングと転職・キャリアアップをシームレスにつなげられるのも特徴です。
リスキリングで学んだことをそのまま転職に活かすなど、柔軟な対応ができる仕事だからこそ、今後ニーズも拡大していくでしょう。
キャリアコンサルタントは、キャリアカウンセリングと企業戦略との連携を果たすパイプ役としての役割も期待されています。
特に、個人ではなく企業をクライアントとして抱えるキャリアコンサルタントの場合、企業が目指す方向性に合わせて、
社員のスキルやキャリアパスをどう設計していくかを考えることが求められるので注意しましょう。
例えば、企業がデジタルトランスフォーメーションを進めている場合、社員にはデジタルスキルや新しい技術への適応力が求められます。
ニーズに合わせたスキルアッププログラムを提案したり、教育・研修の効率化を図ったりすることも必要です。
他にも、将来的にリーダーシップを担う人材を早期に特定したり、リファラル採用など新たな採用手法を導入する支援をしたりすることも多いです。
企業の人事部門と密に連携し、効果的な人材マネジメントをサポートしていきましょう。
なお、企業文化の浸透と変革など、企業風土づくりにキャリアコンサルタントが貢献するケースも少なくありません。
社員一人ひとりのキャリアが企業の価値観や文化と調和するように導けるよう、企業戦略との連携を果たしましょう。
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キャリアコンサルタントの講座を資料請求(無料)将来性が高いキャリアコンサルタントを目指したいなら、まずはキャリアコンサルタントの資格を取得することが大切です。
キャリアコンサルタントは独占資格ではないため、資格がない人でもキャリアコンサルティング業務を担当することができます。
とはいえ、将来性を担保し、経験年数とともにじっくりキャリアアップしていくためには、資格があって損になることはありません。
資格は専門的な知識とスキルを証明するものだからこそ、キャリアコンサルタント自身の仕事の幅が広がります。
キャリアコンサルタントの資格を取得したいときは、養成講習を受講するのがおすすめです。
資格試験に強いプロが体系的に学習カリキュラムをまとめているため、限られた時間でも効率よく突破のための勉強ができるでしょう。
養成講習には質問対応やフォローアップがあり、疑問点を解消しながら進められるのもメリットです。
もちろん独学でキャリアコンサルタント試験の合格を目指すことも可能ですが、実技・ロールプレイ対策は不足しやすいので注意しましょう。
養成講習では実際のカウンセリングを想定した演習やロールプレイの教材が含まれていることが多く、実技試験があるキャリアコンサルタント試験ならではの対策が可能です。
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キャリアコンサルタントの講座を資料請求(無料)キャリアコンサルタントの将来性は非常に高く、厚生労働省など政府系機関がキャリアコンサルタントの数を増やせるよう、最大限の支援を行っています。
働き方改革や雇用形態の多様化が進むなか、個々のキャリア支援が重要視されるようになり、キャリアコンサルタントの役割が今後ますます重要になっていくでしょう。
キャリアコンサルタント資格の取得を目指す方には、体系的かつ効率的に勉強できる養成講習の受講がおすすめです。
「キャリアコンサルタントnet」では、キャリアコンサルタント関連の養成講習について、一括比較・一括資料請求が可能です。
今後キャリアコンサルタントを目指したい方はもちろん、将来性の高いハイキャリアなキャリアコンサルタントを目指して活動していきたい方も、お気軽にご活用ください。
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